自己破産後や債務整理をしていてもまたお金借りられる?金融ブラックの借金事情と融資を受けれる貸金業者・キャッシング
借金苦で自己破産や債務整理をしたいけど、そうするとお金がもう借りられないのか心配ですよね。
結論からいうと、自己破産や債務整理をしていても、お金を貸してくれる貸金業者はあります!
「あと○○万円あれば今月乗り切れる!」
そういう状況、ありますよね!
そんなとき自己破産や債務整理をしていたら・・・なんて考えるかもしれませんが、基本的には自己破産や債務整理をして金融ブラックになったことがある人でも大丈夫なんです。
⇒自己破産していても最もスムーズに貸してくれるのはここ!
今回は、そんな自己破産や債務整理後の借金について、そもそも借金ができなくなるのではないかという誤解を解説し、その後どのように借金ができるのかを解説していきたいと思います。
自己破産や債務整理は、借金苦をなんとかして人生を立ち直らせるための制度です。
その人生を立ち直らせる制度のせいで、その後一切の借金が出来なくなっては、もともこもありません。
人生には借金が必要なこともあります。
もちろん、無駄に借金をして、また借金を膨れ上がらせて、二度目の自己破産をするという方もいらっしゃいますが、そんな借金はどうかしないでください。
人生を立ち直らせ、普通に生活するために必要な借金について、これから今回は解説していきます。
Contents
自己破産後借金ができなくなる?
「自己破産すると、もう二度と金融機関がお金を貸してくれなさそう・・・」
よくそんなことを聞きますし、相談も受けます。
自己破産や債務整理は、本来契約していた元金や利子を返済しないことになりますので、サラ金やクレジット会社のような金融機関にとっては、都合の悪いことです。
なので、自己破産や債務整理をすると、その後もう二度と借金できなくなるのではないかと思いますよね。
実際に、自己破産を一度すると、その後5~7年間は消費者信用取引(サラ金やカードローンを利用すること)に制限かかかります。
また、世間で俗に言う「ブラック」「金融ブラック」「ブラックリスト」と呼ばれている信用情報機関に事故情報が掲載されるので、自己破産だと7年間から10年間登録されます。
逆に言うと、この期間を過ぎると、事故情報からは消えます。
さらに、社内ブラックといって、信用情報機関のブラックリストとは別にそれぞれの金融機関が保有している社内のブラックリストへの掲載もあります。
こちらは、信用情報機関のブラックリストと違い、永遠に消えません。
ただし、自分が借りていた金融機関内のブラックリストなので、自分の借りていた金融機関で二度とお金が借りられなくなるだけで、他の金融機関とは共有されないので、影響は小さいです。
信用情報(ブラックリスト)
信用情報というのは、いわゆるブラックリストのことです。
ブラックリストといっても、ブラックリストというリストが実際に存在するわけではありません。
銀行や信販会社、消費者金融、クレジットカード会社などが業界ごとに指定する信用情報機関があり、その信用情報機関が保有する個人の信用情報に「事故あり」として掲載されます。
信用情報機関には、以下のようなものがあります。
- 株式会社日本信用情報機構⇒消費者金融、一部クレジット会社
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)⇒に信販会社、クレジット会社、一部消費者金融(アイフル、アコム、アットローン、三洋信販等)
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC)⇒銀行、信用金庫
それぞれ、金融機関の種類によって、どの信用情報を使っているのかが変わります。
ただ、もちろん情報は各信用情報機関で共有されており、サラ金での自己破産したといった事故情報がクレジットカード会社に流れることもあります。
ちなみに、自己破産や債務整理は、このブラックリストに載りますが、過払い金請求では大丈夫です。
厳密にいうと、
- 借金残高のない過払い金請求で契約期間終了しているケース⇒○(ブラックリストに載らない)
- 借金残高のない過払い金請求で契約中のケース⇒○(ブラックリストに載らない)
- 借金残高のある過払い金請求で過払いがあるケース⇒○(ブラックリストに載らない)
- 借金残高のある過払い金請求で過払いがないケース⇒×(ブラックリスト入り)
という感じです。
簡単にいうと、過払い金が発生していないのに、発生しているものとして過払い金返還請求をした場合にのみ、ブラックリストにのります。
これはしっかりと法定利率で貸出していた金融機関としてたまったものではないので、ブラックリストに掲載されるのも納得できますよね。
社内のブラックリスト(社内ブラック)
信用情報機関のブラックリストの他に、金融機関独自で構築していて、他社とは共有されない社内のブラックリストがあります。
イメージとしては、顧客リストみたいなもので、あくまで社内用に顧客情報を管理しているものです。
自社に迷惑をかけて自己破産した顧客や債務整理した顧客、自社に都合の悪い過払い金請求をしてきた顧客は、もう二度と付き合いたくありませんよね。
なので、社内ブラックリストとして残し、もう二度とそんな顧客とは付き合わないようにすることは、貸金業者からすると当然の顧客管理です。
なので、この社内ブラックに掲載されると、一度「事故」を起こした金融機関では、二度とお金を借りることができなくなります。
ただ、特に他の金融機関と共有されるものではないので、信用情報機関のブラックリストのような効力はありません。
社内ブラックリストに掲載されても、問題なくクレジットカードも作れますし、ローンも組めます。
また、金融機関なんて、世の中にあふれかえるほどあるので、別にわざわざ過去の自己破産や債務整理の経験を知られている貸金業者でお金を借りる必要性は全くありません。
なので、この社内ブラックの影響はそんなに大きくないと言っても問題ないかと思います。
自己破産後に融資を受ける方法
「ブラックリスト(信用情報)からは約7年から10年で消えることは分かったけど、自己破産後にどうやって融資を受ければいいの?」
ブラックリスト(信用情報)に掲載されている事故情報は、信用情報機関や事故内容(自己破産なのか、債務整理なのか、代位弁済なのかなど)で変わりますが、自己破産の場合は大体7年から10年で消えます。
また、理由は詳しくわかりませんが、たまに5年程度できる方もいらっしゃるようなので、自己破産から5年経過後くらいから融資に申し込みしてみてもよいかもしれません。
もしくは、以下の方法で信用情報を調べてみるとよいかと思います。
実は、ブラックリストに掲載されている金融ブラックの状態の人でも貸してくれる金融機関があるんです。別に世の中の法律に金融ブラックの人にお金を貸してはならないとはひとことも書いてないので、違法業者ということではありません。ですが、もちろん金融ブラックの貸し倒れリスクの高い人に貸す商売をしている金融機関である以上、金利はめちゃくちゃ高いですし、取り立てもめちゃくちゃ厳しいことが多いです。また借金苦に陥りかねないので、絶対にそういう金融機関からは借りないようにしてください。
自分の信用情報は調べ方
「自己破産や債務整理をしてもう何年もたって、お金を借りたいんだけど、まだブラックリストに載っているのかな・・・」
自己破産や債務整理後、いずれまたお金が必要になることもあります。
そんなとき、過去の事故情報がめちゃくちゃ気になりますよね。
あとは、一般的にはブラックリスト(信用情報機関)の事故情報は7年~10年で消えると言われていますが、中には5年で消えることもあります。
そこで、実は、信用情報は、自分で調べることもできます。
自分で調べることができるといっても、信用情報開示請求のプロの行政政書士に依頼して調べてもらう方が楽ですので、オススメです。
まずは、自分で調べる方法です。
それぞれの信用情報機関ごとに調べ方というか、申請の仕方が異なります。
JICC | CIC | JBA | |
開示方法 | Web/郵送/窓口 | Web/郵送/窓口 | 郵送 |
手数料 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
詳細ページ | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
また、自分で調べるのも手間なので、プロに頼んでしまう方法もあります。
とくに、ちょっと自分の信頼情報をみてみたいくらいの方なら自分でよくわからない中でやっても大丈夫かと思いますが、
- 過払い請求した方で本当に信頼情報が傷ついていないか心配な方
- 債務整理をしたり、借金滞納の経験のある方
- ローンやクレジットカードの審査に落ちた方
などは、信用情報開示のプロに依頼して、しっかり自分の信用情報をチェックし、もし何かの手違いで信用情報が間違った記載になっていたら、信用情報機関に申し立ててください。
個人情報保護法26条に基づいて、直接信用情報機関に対して請求をすることもできます。
⇒信用情報開示で信頼できる行政書士はこちら
自己破産していても融資してくれる貸金業者
自己破産や債務整理後でも、借金はできます。
ただし、一度自己破産や債務整理をしてしまうと、TVのCMで見かけるような大手の金融機関ではなかなか厳しいのが現状です。
そらそうですよね。
TVCMを打つような一流の金融機関(たとえば、モビットなど)で、自己破産や債務整理をした人にバンバンお金を貸していたら、株主から怒られてしまいます。
わざわざそんなリスキーな人にお金を貸さなくても、もっとしっかりした人にいくらでもお金を貸せばいいわけですから。
ということで、自己破産や債務整理をした後に融資してくれるところは必然的に中小の金融機関になります。
ここでは、自己破産や債務整理した後でも貸してくれる金融機関を調べてみました。
【自己破産や債務整理をしていても貸してくれる貸金業者】
それぞれ、審査に特徴はあります。
たとえば、
- 初回少ない融資をして、半分くらい返すと次はしっかり貸してくれる
- 追加融資は厳しい
- 1割程度の保証料が必要になる
- 初回から柔軟に金額多目でも貸してくれる
などなどです。
どの貸金業者がどうといううわさももちろん流れていますが、こればかりは正直ケースバイケースなことが多いようです。
担当者との相性、そのときの景気、タイミングなどに左右されるようなので、いくつかコンタクトしてみて、一番対応がよかったところにお願いするというのがよいのではないかと思います。
まとめ
今回は、そんな自己破産や債務整理後の借金について、そもそも借金ができなくなるのではないかという誤解を解説し、その後どのように借金ができるのかを解説してきました。
たしかに、自己破産や債務整理を一度していると、
- その後数年間は借金ができない
- 社内ブラック掲載で同じ金融機関からの借金ができなくなる
- 将来お金を借りる際に有名な大手からは借りにくい
などいろいろな制約は尽きますが、様々な制約の中でも借りることはできます。
自己破産や債務整理は、借金から本来人生を立ち直らせる方法です。
その方法で、将来全くお金が借りられなくなって人生立ち直れないというのは、不合理ですよね。
世の中、そこまで厳しいわけではありません。
しっかり、自己破産や債務整理で数年間反省したら、そのあとは以前と同じ生活ができるようになっているんです。
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