過払い金請求できる?できない?対象になる条件を解説!平成22年(2010年)以前に銀行カードローン、クレジットカード、消費者金融、サラ金など!
「なんか過払い金請求っていう方法聞いたんだけど、私できるかな。。。」
そんな方に、過払い金請求が可能な対象の人ってどんなひとなのかを解説したいと思います。
結論を先に書いておくと、以下の方が対象になる可能性がありますので、とにかく弁護士や司法書士に相談してみるのがよいかと思います。
「平成22年(2010年)以前に、銀行カードローン、クレジットカード、消費者金融、その他サラ金などで借金をした方が対象」
先生、私、過払い金請求の対象になるらしいんですけど、そもそもどんな人が過払い金請求の対象になるんですか?
じゃあ、今回は、過払い金請求ができる人とできない人について、解説していこう!
過払い金請求ができる人
完済済みの方
まずは、過払い金請求ができる人なんだけど、基本的には利息制限法で定める金利(15%から20%)以上の高い金利で借り入れをして、返し終わっている人は必ず過払い金が発生していると思っていいんだよ。また、過払い金は、借金をしていた取引期間が長ければ長いほど、たくさんの過払い金が発生するんだ。そんな人は、意外とたくさんのお金が過払い金請求で戻ってくることになる。
たしかに、高い金利で借りていて、しかも全部返していたら、過払い金がありそうですね。。完済していても、あきらめなくてもいいんですね。
弁済途中(まだ借金を返している途中)の方
次に、今弁済している途中の人。弁済っていう単語が難しいかもしれないけど、ようするにまだ借金を返している途中の人の場合だね。この場合は、利息制限法で定める金利(15%~20%)より高き金利で5年くらい返済していると、過払い金がある可能性が高いんだよ。
なるほど、でも、5年だったら、過払い金請求しようとしている人は結構みんなやってるよね。私も最初の数年は全然苦しくなくて、過払い金請求しようと思ったのはやっぱ数年してからだったから。。
もちろん、5年経ってなくても、場合によっては過払い金請求できることもあるから、とりあえず過払い金請求専門の弁護士とか司法書士の先生に相談してみるっていうのが大切だね。
無料で相談できるんだったら、ダメ元でもいいから、相談してみるのが大切ってわけですね。私も、ダメ元で相談したら、過払い金請求できるっていわれて、ちょっと目の前が明るくなった気がします。
【過払い金請求ができるのはなぜ?】
気になる方のために、なぜ過払い金請求ができる人がいるのか、少し詳しい解説をしたいと思います。
先ほどから利息制限法で定める金利(15%~18%)以上でと何度か説明していますが、これは平成22年以降に適用された金利なのです。
平成22年に利息制限法で定められる以前は、サラ金や消費者金融は、出資法という法律にもとづくより高い金利でお金を貸していました。
具体的には、
- 借入金額が10万円未満⇒25~35%(現在は20%)
- 借入金額が10万円~100万円⇒23%~33%(現在は18%)
- 借入金額が100万円以上⇒25~30%(現在は15%)
です。
この過去に異常に高い金利で借りていた人は、当然過払い金が発生しているので、過払い金の返還請求ができるというわけです。
ただ、現在の利息制限法にのっとった金利で借金をしている方でも、借金の減額などの様々な手段があるので、弁護士や司法書士の専門の先生に相談してみると、解決することも多々あります。
相談は無料なので、一度ダメ元でも相談してみることをオススメします。
過払い金請求ができない人
次は、逆に過払い金請求ができない人だね。さっき説明したみたいに利息制限法で定める金利(15%~20%)以上の金利で数年借金をしていた方は、過払い金があって返還請求できる可能性が高いんだ。でもね、以下の2ケースは注意が必要!
- 借金を完済した日から10年が経過(返還請求権の消滅時効)
- 取引をしていた過払い金業者が倒産してもうない
このどっちかのときは、過払い金がたとえあったとしても、返還請求ができなくなるから注意が必要なんだ。
たしかに、どっちも過払い金返還請求できないそうな感じですけど、、よくわからないです。。エリにもわかるくらいわかりやすくもう一度お願いします(笑)
じゃあ、順番に解説していこう!まずは、時効だね。借金を全て完済してから10年が経つと、消滅時効といって、過払い金の請求ができなくなるんだ。完済から10年だから、今まだ返し続けている人は当てはまらないよ。
んっと、10年で時効消滅するってことは、、、たとえば、2009年に完済してたら、2019年までは大丈夫ってことですか?
その通り!たしかに、10年なんてそんなにすぐ経つ期間じゃないから焦る必要はないといえばないけど、早めに請求しておくに越したことはないよね。
たしかにそうですね。とくに、もう時効があまり残っていない人とかは、急いで司法書士とか弁護士の先生に相談しろってことですね。
次は、お金を借りていたサラ金とかの貸金業者が倒産しているケースだね。この場合は、もう倒産しているわけだから、お金を返せっていう人とか会社がないんだよ。
たしかにそうですね!アコムとかアイフルみたいな大手でたぶん倒産しないところからお金を借りていた人はいいけど、よくわからない小さなサラ金から借りている人は注意しないと危ないですね。もし、自分がお金を借りているところがつぶれちゃったら、どうするんですか?
法律上はケースバイケースなんだけど、実際はもうどうしようもないケースがほとんど。だから、そうなる前に、時効は10年だからって安心せず、できるだけ早く過払い金の返還請求をしておいた方がいいんだよ。
どこで借りてれば過払い金請求できる?
先生、過払い金請求できる人って、どんなところからお金を借りている人だったら大丈夫なんですか?やっぱり大手だけじゃないですよね。。
過払い金の返還請求ができるかどうかに関して、お金を借りる金融機関には制限はないんだよ。たとえば、
- クレジットカードのキャッシング(ショッピングのリボ払いは対象外)
- 消費者金融でのカードローン
- 銀行カードローン
など、割となんでも大丈夫。
【過払い金請求されている代表的な業者】
以下のような業者からお金を借りた方は、過払い金請求ができます。
もちろん、これらは過払い金請求をたくさんされている業者なだけで、それ以外の業者でも過払い金請求ができます。
- アコム
- アエル
- アイフル(旧、ライフ)
- アプラスパーソナルローン
- イオンクレジットサービス
- クレディア(旧、フロックス)
- SFコーポレーション(旧、三和ファイナンス)
- クロスシード(旧、ネオラインキャピタル、かざかファイナンス、ライブドアクレジット)
- 更生会TFK(旧、武富士)
- SBIイコールクレジット(旧、SBIカード)
- エポスカード(旧、ゼロファースト、丸井カード)
- キャネット
- エヌシーキャピタル
- オリエントコーポレーション(オリコ)
- CFJ(旧、ディックファイナンス、ユニマットライフ、アイク)
- ギルド(旧、トライト、ヴァラモス)
- クラヴィス(旧、タンポート、クオークローン)
- クレディセゾン(セゾン、セゾンカード)
- KCカード(旧、楽天KC)
- サンライフ
- JCB
- アペンタクル(旧、ワイド)
- エイワ
- SMBCコンシューマーファイナンス(旧、プロミス、アットローン、三洋信販株式会社、ポケットバンク)
- シンキ(ローン、NOLOAN、新生銀行グループ)
- 新生カード(旧、GEコンシューマーファイナンス)
- セゾンファンデックス
- 全日信販(AJカード)
- トヨタファイナンス
- 日本保証(旧、ロプロ、日栄)
- ジャックス(JACCS)
- しんわ(旧、信和クレジット)
- 新生フィナンシャル(旧、ほのぼのレイク)
- セディナ(旧、オーエムシーカード、セントラルファイナンス、クオーク)
- ネットカード
- DFS(旧、ドリームユース)
- ニッセンジーイークレジット(nissen/ニッセンGE)
- 富士クレジット
- ほくせん
- 三井住友カード(三井住友VISAカード)
- 日本プラム(プラム)
- ユアーズ
- UCS
- ユニバーサルウェルネス(旧、RHインシグノ、さくらパートナー)
- ビアイジ
- ライフカード
- プライメックスキャピタル(旧、キャスコ)
- ポケットカード
- 三菱UFJニコス(UFJニコス、ニコス、DCカード)
まとめ
今回は、過払い金請求ができる人、できない人について解説をしてきました。
解説してきましたように、現在の利息制限法で定める金利(15~20%)を超える金利でお金を借りている方は、基本的には対象になります。
ただ、消滅時効があって10年すると過払い金の返還請求ができなくなったり、相手が倒産していると請求できないこともあります。
逆に、過払い金請求の対象でないかもしれないという方でも、法律は実は例外を設けていたり、過払い金返還とは違う方法で借金の減額ができるかもしれません。
いずれにせよ、借金問題でお悩みの方は、ダメ元でもいいので、まずは専門の司法書士や弁護士の先生に相談することがオススメです。
普段は1度相談にいくと何万円もかかる専門家の弁護士や司法書士の先生でも、過払い金や借金についての相談自体は無料で載ってくれます。
ぜひ勇気をもって、人生を変える一歩を踏み出してみてください!
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